【獣医師執筆】てんかん発作って何?犬猫のてんかん発作と、その原因について解説

【獣医師執筆】てんかん発作って何?犬猫のてんかん発作と、その原因について解説

 

はじめに

てんかん

 

てんかん発作は犬の病気の中でもかなり多い病気です。
そして、てんかん発作は長く続けば命に関わりますので、すぐに病院へ連れて行く必要があります。

 

ただ、てんかん発作の診断は難しく、震えていたり痙攣をしていたりすると全ててんかん発作と思われてしまうこともあります。

 

てんかん発作特集の第1回は、てんかん発作についての説明と、その原因について解説します。

(症状については第2回で詳しく解説します)

 

てんかん発作とは

てんかん
人も犬も、身体中に神経が張り巡らされていて、その中心に脳があります。
神経や脳は常に電気が走っていて、様々な情報を伝えています。
われわれが、色々なことを考えたり、動いたりできるのは神経や脳に電気が走っているからなのです。

 

この電気は普段はちょうどいい具合に調整されています。
ところが、この電気が多すぎたり少なすぎたりすると、情報をうまく伝えられなくなります。

 

なんらかの原因で電気が多くなりすぎると、てんかん発作が生じます。

 

てんかん発作の原因

1つ目は、脳の構造異常がある場合です。
例えば、脳に腫瘍があったり、脳炎があったりすると、その部分の脳は変になってしまっています。その変になった部分から異常に電気が出て、てんかん発作が生じます。

難しい言葉では、“症候性てんかん”と言います。

 

脳の機能に異常がある場合

脳
2つ目は、脳の機能に問題がある場合です。
このタイプは脳に腫瘍や炎症などはなく、脳自体が病気で侵されていることはありません。ただ、なぜか脳が電気を異常に発生させてしまうのです。

 

残念ながら原因はよくわかっていません。ただし、多くは薬でコントロールが可能です。

難しい言葉では、“特発性てんかん”と言います。

 

内臓に問題がある場合

肝臓
3つ目は、内臓に問題がある場合です。
このタイプは、脳自体には問題はありません。

 

内臓に問題があると、体に老廃物や毒素が溜まることがあります。
その毒素がたまり過ぎると、脳にダメージを与えます。

具体的には、肝臓や腎臓が悪くなった時に起こることが多いです。

 

おわりに

今回は第1回なので、説明は基本的なところに留めました。
次回から、実際に使える知識を取り扱っていこうと思います。

では、なぜ電気が多くなってしまうのでしょう。

脳の構造異常がある場合

脳

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